こんにちは。
2025年4月、インド北部ヒマーチャル・プラデーシュ州の旅の途中で、シムラーに3泊しました。
シムラーはイギリス統治時代にインドの夏の首都として栄えた街。標高約2,200mの山の上に、コロニアル建築が立ち並ぶ、避暑地です。
マクロードガンジーでのトリウンドハイキング後の筋肉痛がひどくて、歩くのもままならない状態・・・。ただ2日間はリモートで働いていたので、外出は食事の時と夕方以降に少し歩くくらいで、観光らしい観光はほとんどできませんでした。それでも、イギリス統治時代の建築を眺めながら街をぶらぶら歩いたり、ローカルフードを食べ歩いたり、十分に楽しめました。
車両制限?のあるシムラー中心部へのタクシーでのアクセスと、次の目的地チャンディーガルへの移動で、ちょっとしたハプニングもありましたが、その話も含めてレポートします。
ダラムシャーラーからシムラーへのアクセス
ダラムシャーラーからシムラーへは、22:00発の深夜バスで移動しました。
バスチケットは各バスターミナルの窓口でも購入できますが、今回は私は都市間移動のバスは「MakeMyTrip」というインド版旅行Appを利用してチケットを予約購入しました。
ダラムシャーラーからシムラーの所要時間は約7時間。途中数カ所経由して、シムラーの新バスターミナル(ISBT)に到着したのは翌朝5時過ぎ。

宿に行くには少し早すぎたため、バスターミナルでチャイを飲みながら時間を潰してたら、野良ワンコが近寄ってきました。もの欲しそうな目で、お手をされたんですが、何もあげられるものはなく・・・ごめんよ。
7時前になり、外も明るくなり始めたので移動することに。
バスターミナルから今回の宿泊先(ザ・リッジと呼ばれる観光の中心広場の近く)までは、4〜5kmありバスかタクシーでの移動が必要です。シムラーではUberも利用でき、私はUberで移動。
ところが、目的地近くになってドライバーに「この先は車では入れないから、ここから歩いていきなさい」と言われ、オールドバススタンドロードの途中(モールロードとを結ぶリフトがあるあたり)で降ろされることに。ただ、リフトは8時頃からオープンだそうで、私が到着したのは早朝でまだリフトが動いていない・・・・。
トリウンドハイキングの筋肉痛がピークの状態で「ムリ!!私歩けないです!!」(え?笑)って言ったけど、「ほら、そこの階段から上がっていけるから」と言われ、わざわざ車から降りて場所を案内してくれ、置き去りに・・・。本当に車が入れなかったのかは不明(宿の近くも車は停まってた)ですが、これ以上先に行ってくれないので、仕方なく重いバッグパック背負って、筋肉痛で悲鳴をあげる体に鞭を打ちながら、急な坂道をゼエハア言いながら、這い上がりました(大袈裟)。

それでも途中視界が開けた場所からこの景色を見ると、ちょっと救われた。
⚠️ アクセスの注意点
シムラーは山の斜面に広がる街で、車が入れないエリアが多いです。宿の場所によっては、タクシーを降りてから坂道や階段を歩く必要があります。大きな荷物がある場合は、宿に事前に確認しておくと安心です。
シムラーの街の雰囲気
シムラーは、イギリス統治時代(1864〜1947年)の植民地政府により夏の首都として開発された街。

街の中心部を歩くと、ヨーロッパの山岳リゾートを思わせるコロニアル様式の建築が立ち並び、メインストリートのモールロード(The Mall Road)は、歩行者天国になっています。

坂道を歩きながら、古い建築を眺めてぶらぶらするだけでも十分楽しめます。
観光客もそれなりにいますが、インドの他の都市のような喧騒や激しい呼び込みはなく、どこかゆったりとした空気が流れています。インド国内からの旅行者が多い印象で、外国人旅行者は少なめ。
マクロードガンジーとはまた異なる大人しいインドがここにも。過ごしやすくて、今回訪れた街の中でも個人的には好きな街の一つ。

早朝の人が少ない時間帯は、道路の真ん中で犬たちが寝ていました。安全なのかな・・・笑

一方で、メインストリートから外れた路地はゴチャっとしていて、インドらしい雰囲気も味わえます。
シムラーの観光スポット
観光らしい観光はほとんどしていませんが、街の中心部を歩くだけで見応えのある建築に出会えます。
シムラーのランドマーク:教会(Christ Church)

モールロードの東端、「ザ・リッジ(The Ridge)」と呼ばれる広場に面して建つ教会。
1857年に建てられたネオゴシック様式の建物で、シムラーを代表する建築のひとつ。イギリス統治時代の面影が色濃く感じられ、シムラーに来たら一度は必ず目にするスポットです。
パステルイエローの明るい外観と、背後に広がる山の景色の組み合わせが絵になります。

内部も見学できます。白を基調としたシンプルな内装でした。
ザ・リッジに立ち並ぶコロニアル建築
同じくザ・リッジとモールロードに面して立つコロニアル様式の建物群。

こちらの建物の中は、レストランやカフェ、ショップなどがあり、観光客で賑わっていました。

周辺にも同じ時代の建築が並んでいて、このエリア全体でイギリス統治時代の雰囲気を楽しめます。

観光スポットとして特別何かがあるわけではありませんが、思わず立ち止まって眺めたくなってしまいます。


ザ・リッジやモールロード沿いの展望スポットからは、周辺の山並みや斜面に張り付くようにカラフルな家屋がならぶ景観も一望できます。
モールロードとオールドバススタンドロードを結ぶリフト
山の斜面に築かれたシムラーの街はとにかく坂道だらけ。モールロードとその下のオールドバススタンドロードまでは、クネクネの坂道を行き来しなければなりませんが、徒歩ならリフトを使って簡単に上り下りができます。

乗り場前にチケット売り場があり、料金は忘れましたが片道20ルピー程度だったと思います。途中で乗り換えて、下まで行くことができます。

業務用エレベーターといった感じで、途中に特別何かがあるわけではありませんが、ショートカットできるので上り下りすることがあれば、利用してみてはいかがでしょうか。
インディアン中華料理おすすめ2軒
シムラーでの食事は、インド料理の気分になれず、中華料理を中心にいただきました。街の中心部にはインディアン中華やチベタン料理のお店がいくつかあり、手頃な価格でいただけます。ベジタリアンメニューもあり。
Chung Fa|中国人店主がつくる中華
滞在中に2回訪れたお店。

モールロードから階段を下る途中にある中華系夫婦が営むこぢんまりとしたお店。店主はフレンドリーで、誰かのお家にお邪魔したようなアットホームな雰囲気。店主は、中国から何十年も前にシムラーに移住してきたそう。

メニューは、定番ヌードルやモモ、チャーハンなどがあります。


素朴でやさしい味で、インド料理のスパイスに疲れた時にホッとする安心感があります。
写真を撮り忘れましたが、モモもいただきました。
ソフトドリンクも入れても一食200ルピー前後(2025年4月)というリーズナブルな価格で、ふらっと入りやすい雰囲気。シムラーに来たらまた訪れたいお店の一つです。
Aunty’s|ローカルに愛される食堂
もう1軒はAunty’s。名前の通り、アットホームな雰囲気の中華食堂です。地元の人が多く訪れる、ザ・ローカルな一軒。

店内は狭く、昼食時は少し待ちましたが、回転率はよいので、すぐに座れました。


こちらではマッシュルームヌードルとモモ(合計230ルピー)をいただきました。
シムラーの宿泊先「The Hosteller Shimla」
今回の宿泊は、ザ・リッジから徒歩5分ほど坂道を登った高台に位置する「The Hosteller Shimla」。
The Hostellerは、インド各地に展開するホステルチェーンで、ドミトリーだけでなく個室も選べます。今回は個室のダブルルームを利用しました。

私の部屋は残念ながら眺望はありませんでした(隣の建物の壁ビュー)が、広さは十分。各フロアにはウォーターサーバーもあり、何かと便利でした。


プライベートバスルームも完備。この手の宿には珍しく歯ブラシも付いていました。
Agoda経由で予約・決済をしましたが、事前にwebチェックインのURLを案内され、登録しておくと、当日のチェックインがスムーズ。カフェの注文もオンラインで、完全キャッシュレスのホステルのようです。
キャッシュレストラブルと助けてくれたインド人
早朝に到着したため、まだ部屋の準備ができておらず、朝食をとるためにルーフトップのカフェに行ったらプチハプニング。
ここでは、QRコードでメニューを読み込み、注文・決済ともにオンラインで行うのですが、注文後、デビットカードから引き落としはされているのに、決済エラー表示が出てしまい、注文が通らない。
店員さんに尋ねたところ、もう一度注文し直すように言われ、もう一度試してもダメ(2回目も引き落としはされるのに注文画面で決済エラー表示)。引き落としされた明細を見せながら話し込んでいると、ちょうどその場に居合わせた同じ宿に泊まっていたインド人青年が、店員さんと話をしてくれて、料理を出してもらえることに。
「引き落とされた金額は返金されるはずだけど数日かかるかもしれないから、もし滞在中に返金されたら店員さんに伝えてね」とのこと。
名前は忘れましたが、イケメンでフレンドリーな青年で、「もしよかったら食べながら少し話しても良い?」と聞かれ、少しおしゃべり。彼は、ヒマーチャル・プラデーシュ州出身(シムラーから少し北の町だそう)で、旅行でシムラーを訪れていて、チェックアウト前にお茶しにきたところだったのだとか。日本にも興味があるとのことで、いつか訪れてみたいと。
旅先でこういう親切や、日本に興味を持ってくれる人と出会うと、じんわり嬉しくなります。

ちなみにルーフトップのカフェは、このように金網に囲まれています。金網の外は、お猿さんが徘徊していていました。
4月でも晴れた日は直射日光で少し暑く感じましたが、気候が良ければ、ここで作業もできそうな気持ちの良いスポットでした。
リモートワーク環境
今回はワーケーションで、2日間はワークフロムインディア。レセプション横のコミュニティスペースでリモートワークをしていました。Wi-Fiも比較的安定していて、オンラインミーティングも問題なく、作業環境としては十分。

もくもくと仕事をしていると、どこからともなくいびきが聞こえてくる・・・。「え?」と思い、振り返るとなんとソファーにデカめのワンコ(野良なのか、このホステルの飼い犬なのかは不明)がいつの間にか横になって寝てた笑
ソファーの足元には他に人がいないのにスニーカーが残されてあって、もしかして人間が犬に姿変えちゃった?(そんなわけない)って、どうでもいい想像をしたらおかしくなって、一人でにやけてました。

そんなに広くはないですが、他の宿泊者とゆるく交流できる雰囲気もあり、長期滞在やノマドワーカーにもよさそうです。

ただ、ホステルの建物自体が急斜面に立っており、そこまでの坂道もかなり急な上、さらに建物の入口までも急な階段を上らなければならず、足腰鍛えられます(筋肉痛を引きずっていた私には地獄の修行でした)。
シムラー周辺の宿泊先はこちらからも探せます🔽
次の目的地チャンディーガル行きのバス乗り場がトリッキー
シムラーに3泊した後は、次の目的地チャンディーガルへ向かいます。チャンディーガルへの移動もバスを利用。チケットはMakeMyTripでオンライン購入しました。所要時間は3時間ほど。
バス乗り場は、ダラムシャーラーからのバスが到着する新バスターミナル(ISBT)ではなく、さらに数キロ西ある「Shimla By Pass Mc Car Parking」。

乗車時間まで30分ほどあったので、建物にある古めかしいカフェで朝食。

朝食後に時間も迫ってきたので、外でバスを待っていたんですが、長距離バスが乗り入れている雰囲気がない・・・。
もしかして、ここじゃないのかもと少し不安になりながら、アプリでバスの写真を確認して、それらしきバスが道路を走っていないか注意深く観察していると、駐車場を過ぎて行きました。
急いで道路に出て少し先まで歩いてみると、バスが停車しており、確認してみるとチャンディーガル行きでした。標識も何もなくて、ちょっと焦ったけど、無事乗車。

シムラーからチャンディーガルに行く人がどのくらいいるかは不明ですが、上記がシムラー・チャンディーガル間で乗車したバス。
まとめ
筋肉痛+リモートワークで、シムラーの街自体はあまり散策はできませんでしたが、また機会があれば来たいと思える雰囲気のよい街でした。
気候が過ごしやすく、食事も手頃で、一応マクドナルドやカフェもあるので、インド料理に飽きた時の選択肢もあるので、ワーケーション先としても、ありだと思います。何よりもインドの大都市のような喧噪とは無縁で、落ち着いた雰囲気が心地よかったです。
次に来る時は、ハイキングや街歩きも楽しみたいと思いました。
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