こんにちは。
スペイン旅行2日目は、マラガ近郊の白い村「ミハス(Mijas Pueblo)」へ日帰りで行ってきました。村の景観がフォトジェニック。どこを切り取っても絵になる素敵な場所でした。マラガからも公共交通を使ってアクセスしやすいので、おすすめです。
マラガからミハスまで(バスでの行き方)
マラガ・バスステーションからは、M112番バスがミハス(終点)行きです。
マラガバスステーションは、鉄道駅の隣。こちら↓
途中の停留所で乗降があれば停まりますが、ミハスは終点なので、乗り過ごす心配はありません。チケットは、バスターミナル内のAVANZAの窓口で購入(バスのドライバーからも直接購入できそうでした)。マラガ−ミハス間は片道2.40€。
M112の時刻表はこちら
ミハス行きのバスは本数が少ないので時間帯によっては、バスの乗り継ぎ、またはバス+電車の乗り継ぎが必要になります。
9:50発のバスに乗り、ミハスに着いたのは11:15頃。約1時間半かかりました。
ミハス村の散策
ミハスのバス停はこちら。帰りのバスもこちらが始発になります。
バス停には時刻表があるので、着いた時に帰りのバスの時間も調べておくとよいと思います。
バス停周辺にはレストランや土産物屋がたくさんあり、観光地の雰囲気が漂います。
観光用の馬車もあり、ロバがたくさん待機。
スペイン版、二宮金次郎?もいました。
バス停から少し歩くと、観光案内所があり、裏手のテラスはビュースポットになってます。
ヴィルヘンデラペーニャ礼拝堂(Ermita de la Virgen de la Peña)
最初に訪れたのは、岩を利用したユニークな外観のヴィルヘンデラペーニャ礼拝堂(教会)。
この礼拝堂は、17世紀にメルセド騎士団によって岩から掘り出されて造られたとのこと。
礼拝堂の中には、ミハスの守護聖人であるペーニャ像が安置されています。村の伝説では、この像は8世紀にイスラム支配下で隠されていたものが、1586年に城壁の中から発見されたと伝えられているそうな。
礼拝堂前には公園(広場)になっていて、周辺の景色と地中海の絶景が見晴らせます。
近くにはカラフルな陶器が飾られたお土産屋さん。
ミハスは至る所にお土産屋さんがありますが、アンダルシアの他のエリアよりもお値段も安く、可愛いのものが多かった気が・・・。この時は、まだ旅行の最初の方で、移動もあるしと思い何も買わなかったんだけど、ここで買っておけばよかったと後悔。
どこを切り取っても絵になるミハス
ヴィルヘンデラペーニャ礼拝堂を見学した後は、ミハス散策を開始。
ミハスの中心となるヴィルヘンデラペーニャ広場。広場を囲うように土産物屋やカフェが軒を連ねていて、観光地らしい開放的な雰囲気。
広場の角の階段を上がっていくと、カラフルで可愛い陶器のお店がありました。
噴水広場(Fuente de la Plaza Constitución)には、クリスマスマーケットのようなお店がでていて、アクセサリーや食べ物が売られていました。見ているだけでも楽しい。
広場の横にあったジェラート屋さんでMサイズのカップでレモンシャーベットとピスタチオジェラートをオーダー(6.50€)。
どうやらここはチョコレート屋さんで、チョコレートが売りらしく、かなり大きな板チョコをおまけでつけてくれました。めちゃくちゃボリューミー。
崖沿いは展望公園になっていて、地中海まで見晴らすことができます。風が吹くと寒いけど、冬とは思えない陽気。
噴水広場の先には、ブルーの鉢植えが壁に掛けられたなんともフォトジェニックな通り。テーブルと椅子もブルーに塗られてる。かわいすぎる。
民家の入り口もなんだかかわいい。
ムロス通りのビューポイント(Mirador calle Muros)からは、白い建物が斜面に張り付くよう建てられたミハスの集落を見晴らせます。
こちらは白い家が立ち並び、ミハスで最も美しい通りとされているサン・セバスティアン(San Sebastián)通り。
こちらのお家は赤い鉢植えずらりと並ぶ。クリスマス仕様なのか・・かわいい。←語彙力
タパスランチ@Oscars Tapas Bar
先ほどの噴水広場の横の建物を入っていくと見晴らしのよいレストランがいくつかありました。
こちらのピッツェリアでは絶景を眺めながら食事を楽しそう。
こちらはその名も展望レストラン(Restaurante El Mirador)。
今回私がランチを食べたのは、こちらのタパスバー(Oscars Tapas Bar)。カジュアルな雰囲気でガッツリ食事というよりは、小腹が空いた時や散策の途中の休憩として立ち寄るのに便利。風は強かったけれど、日差しが強いので、寒さは感じす快適。
エビのアヒージョと豚肉ときのこ、ハムのクリームソース煮込み、パン、赤のサングリア(15€)。味は、まあ驚くほど美味しいということはなかったけれど、ポカポカ陽気の中で食べる食事は美味しい。
ミハスからフエンヒローラ経由でマラガへ
ミハスでは3時間ほど滞在。ミハスのバス停前を通った時にちょうどバスが停まっていたので、勢いで乗っちゃいました。
行きに乗ってきたマラガ直通のM112番バスは、ミハス-マラガ行きは午後は19時頃までないので、M122番バスでフエンヒローラ(Fuengirola)まで行き、フエンヒローラからrenfeの近郊電車(セルカニアス)に乗り換えてマラガへ行くルートで帰りました。
ミハス-フエンヒローラ間のバスは、運転手に料金をお支払い(1.55€)。
ミハスからフエンヒローラまでは15分ほどで着きました。
新鮮そうな野菜が並ぶ八百屋さん。
フエンヒローラは海岸沿いの町で、夏はビーチリゾートとして賑わってそうな雰囲気でした。
こちらがフエンヒローラのセルカニアスの駅。駅は地下にありました。フエンヒローラ-マラガ間は4.10€。40〜50分ほどかかった気がします。
ちなみに前回も触れましたが、セルカニアスの紙チケットは発行時に0.50€かかり、再利用(チャージ)可能なので、もしスペインでセルカニアスに何度も乗る際は、捨てずに保管しておくことをおすすめします。私は、この時は気づかずに新たにチケット発行してしまいました・・・。
マラガ大聖堂(エンカルナシオン大聖堂)
ミハス観光しか考えてなかったこの日。思ったよりマラガに早く戻ってきて、時間もあったので、マラガ大聖堂に行ってみました。
マラガ大聖堂は、旧市街の中心部に建つマラガのランドマーク的存在。16世紀前半に着工し、18世紀まで約250年も建設が続いたそう(結局資金不足で建設は中止)。時代ごとに様式も異なり、ゴシックとルネサンス様式、バロック様式が入り混じっています。
ちなみにファサードの上部と(写真には映っていませんが)南塔は未完成。そのため、地元の人たちには、La Manquita(片腕の婦人)と呼ばれてるそうです。
こちらは北塔。高さ84メートルあり、アンダルシアではセビリアの大聖堂(ヒラルダの塔)に次いで2番目の高さ。
入口は、北側のこちらの扉から。
オレンジの木々がたくさんあり、中庭も広々。屋根の上(屋上)にも上れるとの事前情報がありましたが、私が訪れた時はクローズでした。残念。
大聖堂内部は天井が高くて、広い。
カラフルなステンドグラスも美しい。
中央の聖歌隊席(Choir)には2つの壮大なパイプオルガン。
そして、このChoirのペドロ・デ・メナによる42体の彫刻像が特筆すべき(だそうです)。
精緻な細工が施された祭壇。
こちらは、この大聖堂の名前の由来にもなったエンカルナシオン礼拝堂。
この他にも豪華な祭壇がたくさんあり、見応えがありました。
入場料は8€(2023年12月時点)。月曜〜土曜の8:30〜9:00と日曜の8:30〜9:30は無料。
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