【スペイン】大西洋に面したアンダルシアの美しい港町カディス

カディススペイン
スペイン

こんにちは。

前回のジブラルタル観光をした後は、再びアルヘシラスへ戻り、バスで次の目的地カディスに向かいました。カディスは、アルヘシラスから北西に約100kmに位置しています。

アルヘシラス・バスターミナルから1日に6〜8本程度バスが出ています。バスの時刻は『COMES』のサイトから確認でき、オンライン予約も可能です。私は、当日乗車前にバスターミナルの窓口で購入しました(年末年始や日曜、休日は営業時間が短いので、窓口でチケット購入する場合は要注意)。

出発5分前くらいにバスが到着。

観光客というよりは地元の人の利用が多い印象。17:00に出発して、スペイン最南端の町タリファを経由して、途中で乗客が乗り降りしながらカディスのバスターミナル到着したのは19:20頃。

スポンサーリンク

Hostal Bahiaにチェックイン

カディスには1泊のみの予定で、駅から比較的近く、旧市街の入口付近に位置する「Hostal Bahia」に宿泊。

周辺には、レストランやバーが軒を連ね、賑やかな雰囲気。

チェックインを済ませ、お部屋へ。

入り口は狭いですが、建物の中心は吹き抜けになっており、部屋の外には小さな共有スペースがありました。

ツインルームで、スペインのバジェットホテルにしては広め。

バスルームはかなりコンパクト。狭いけれど、清掃は行き届いていてドライヤーもあり、問題なし。当日予約で50€ほど(1,915バーツ、約8,000円)でした。

この日はジブラルタルのハイキングでヘトヘトで、お昼に食べたパブのご飯が胃もたれして調子が良くなかったので、外に出かけることなく、シャワーを浴びて、早めに就寝。

早めに休んだおかげで翌日は元気を取り戻しました。窓の外を見てみると、お天気もよさそう!

パッキングを済ませて、チェックアウトして荷物を預けて、カディスを散策します!

カディスの旧市街散策

カディスは、紀元前10世紀頃にフェニキア人により築かれたスペイン最古の街と言われている港湾都市。18世紀に交易で最盛期を迎え、旧市街には今も多くの歴史的建造物が残っており、海岸沿いの美しい景観も必見。

こちらは、市庁舎前のSan Juan de Dios広場。奥の白い塔がある建物が市庁舎。

広場の中央には、カディス出身の政治家 Segismundo Moretの銅像。頭の上にカモメ・・・シュール。

市庁舎前の路地を西に抜けると、カディス大聖堂があります。

大聖堂前広場には、クリスマスツリーやマーケットが出てました。

お昼過ぎには、この人出。お天気も良くて、外での食事は心地よい。

こちらは、バラのアーチと呼ばれる13世紀のアーチの一つだそう。

路地裏は趣があり、地図はあえて見ずに気の向くまま散策するのが楽しい。

人通りの少ない静かな通りもあれば、

賑やかなショッピングストリートも。

最近はショッピングモールでまとめて買い物するのが定番になってしまったけれど、一軒一軒お店を見て回るのも楽しい。

Gran Teatro Falla

こちらはFalla大劇場。イスラム風の歴史が感じられる建築で目をひきます。

ピンクっぽいレンガに青空がよく映える。

聖アントニオ教会前の広場は、アイススケートリンク。子どもたちで賑わってました。

カディスの観光スポット3選

カディスでは旧市街を歩くだけでも楽しめますが、私が訪れたおすすめスポットをご紹介。

カディス大聖堂(Catedral de Cádiz)

カディス旧市街のランドマーク的存在の大聖堂。

場所はこちら。

13世紀に建設された最初の大聖堂は1596年に焼失し、修復が繰り返されていたそうですが、交易で栄えた18世紀に再建。1722年に着工し、完成したのはなんと116年後の1838年。当然建築家や流行も入れ替わり、初期のバロック様式からロココ様式や新古典主義と時代ごとの建築様式が融合した荘厳な大聖堂。

開館時間は10:00。入場料(時計塔とカテドラル内部)は、7€(2024年1月現在)。大聖堂の入口は混んでいたので、まずは時計塔へ上ってみました。

塔の上からは、カディスの景色を360度見晴らせます。

この日は晴天で、空気も澄んでおり、遠くまで見晴らせました。真っ青な空と海に白い建物が立ち並ぶカディスの街並みとのコントラストが美しい。かつての栄華が偲ばれます。

カディス大聖堂の印象的なドームも間近で見られました。海と旧市街の組み合わせは、私がグッとくる景色の一つ。

続いて、大聖堂内部へ。

見どころの一つなっている聖歌隊席。精緻な木彫りの装飾と聖歌隊席の両脇にそびえる立派なパイプオルガン。片方は、旧大聖堂の16世紀末〜17世紀初頭につくられたものだそう。

こちらは主祭壇。

大理石のドームと柱に囲まれた祭壇は天窓から差し込む太陽光に照らされて神々しい雰囲気が漂ってます。

壁面にはたくさんの礼拝堂があります。地球儀を支える天使とその上に立つイエス。

こちらはおそらく著名人だか、英雄の棺(誰のものかは見落としました)。装飾がすごいですね。

クリスマス時期ということもあり、こちらの大聖堂にもクリブ(キリスト降誕の様子を表現した模型)が飾られていました。

クリプト(地下墓地)も一般開放されており、見学可能。かなり広い。

こちらの地下墓地にはカディス生まれの作曲家マヌエル・デ・ファリャが埋葬されているそうです。私は、全く詳しくないので、なんとも言えませんが・・・オペラやバレエ音楽界では有名な方なんですね。かつてはスペインの100ペセタ紙幣にも肖像が使用されていたそうな(wiki先生より)。

ということで、毎回思いますが、立派な大聖堂へ行く時は、ある程度その土地の歴史や著名人を知っているとより「へぇー」となり、見応えがあります。私は、装飾や建築がすごいなーという感想しかほぼなく、毎回見学した後に調べて、後からそうだったんだということがほとんどです(残念)。

カディスの中央食品市場(Mercado Central de Abastos de Cádiz)

今回カディスを訪れた理由の一つが、名物揚げたてフリットを食べること(思いの外、街の雰囲気も気に入りました)。

レストランで食べるのもよいけれど、せっかくなのでメルカドへ行って、少しずつつまみ食いすることに。カテドラルからもほど近くに位置しています。

入口には、カラフルで新鮮な野菜やフルーツが並んでいます。

いろいろなお店がありましたが、最初はやっぱりフリット!行列のできているこちらのお店へ。

カラマリ(イカ)とエビ(白身魚だったかも・・忘れた)のミックス(6.50€)とコーラ(1.5€)。ビールを飲みたいところだったけど、前日の胃もたれで微妙に体調がすぐれなかったので、ここは我慢。揚げたての熱々で、不味いわけがない!ペロリと完食。

お次はこちらのお店でシーフード(エビだけだったかも)パエリア(4€)を。

小エビの入ったパエリアは、見た目通りの味(記憶が曖昧・・・)

お昼時ということもあり、テーブルを確保するのは至難のわざでしたが、ベンチもたくさんあるので座ることは可能です。

このほかにも、生ハムやチーズ、タパス(もちろん、ビールやワインも)、サンドウィッチなど美味しそうな食べ物だらけで目移りしてしまいます。スペインってほんと美食の国。食べ物に困らないのは嬉しい。

ビーチと海岸沿いの景色

最後は、カディス海岸沿いの遊歩道。こちらは、散策やジョギングにもってこいの場所。

海岸沿いのこの辺りは、古い城塞(サンタ・カタリナ城やサン・セバスチャン城)やビーチがあり、特に遊歩道から眺める海沿いにそびえる大聖堂の景観は圧巻。

小舟が浮かぶのどかな景観の奥の海上に建つのがサン・セバスチャン城。

防波堤の上を歩いて渡れるようになっていました。今回は、立ち寄っていないので中も見学できるかは不明。

小さいけれど、夏は海水浴もできそうなビーチ。ビーチ前にはプロムナード。

カモメ?海鳥?もたくさんいます。まあまあ鋭い顔つきで迫力あり。

海沿いの保育所。ネコの壁画がかわいい。

そして、ここからしばらく海と大聖堂の景色を見ながらウォーキングを楽しめます。

途中振り返るとカラフルな建物が並んでいました。明るくて開放的な雰囲気が好き。

この景色、どことなくイタリアっぽさを感じる。夏の散策は暑くて辛そうだけど、冬はお天気が良ければ散策日和。このくらいの気候の冬なら過ごしやすくて、住みたくなる心地よさでした。

カディスの旧市街の観光スポットはコンパクトにまとまっていて、半日でも十分観光を楽しめるので、セビリアなど近郊の都市から日帰りもおすすめです。夏は、ビーチも楽しめそうなので、泊まりでのんびり過ごすものよさそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました