【マデイラ島】レンタカーなしで行ける絶景スポット・ナンズバレー半日ツアー|料金・見どころ・栗スイーツまで

エイラ・ド・セラード展望台から見たナンズバレーの絶景 ポルトガル

こんにちは。

マデイラ島で気軽に絶景を楽しめる観光地の一つが「ナンズバレー(Nuns’ Valley)」。

ポルトガル語でCurral das Freiras(クラル・ダス・フレイラス)と呼ばれるこの場所は、険しい山々に囲まれた谷間に小さな集落が広がる、マデイラ島ならではの絶景スポットです。

レンタカーなしでも半日ツアーに参加すれば気軽に訪れることができ、ハイキングに自信がない方や、マデイラ島に到着してまず何をしようか迷っている方にもおすすめのツアーです。

この記事では、実際に半日ツアーで訪れた体験をもとに、見どころ・料金・ツアーの内容・現地で食べたものを紹介します。

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ナンズバレー(Curral das Freiras)とは

ナンズバレーは、フンシャルから車で約30分ほど内陸に入った山岳エリアに位置する谷間の集落です。

その名前の由来は16世紀に遡ります。海賊の襲撃から逃れるため、サンタ・クララ修道院の修道女たちがこの険しい山の谷間に身を隠したという歴史から、「修道女の谷」と呼ばれるようになりました。

四方を標高1000m級の切り立った岩山に囲まれた地形は圧巻で、展望台からその全景を見下ろした時の景色は、マデイラ島の中でも印象に残る景色の一つです。

この地域の特産品は栗。栗を使ったお菓子やリキュールが名産品として知られており、現地で味わったり、購入したりするのも楽しみのひとつです。

ツアーの概要

ナンズバレーへは、レンタカーか送迎ツアーが現実的な移動手段です。路線バスでもアクセスできますが、本数が少なく時間が読みにくいため、初めての方にはツアー参加をおすすめします。

私が参加したのはGetYourGuideで予約できる半日ツアーです。

ツアー詳細

項目内容
所要時間約3時間(14:00出発→17:30帰着)
出発場所フンシャル市内(ホテルピックアップ)
ガイドローカルガイド(英語)
料金850バーツ≒23€
定員小人数グループ(最大8人)
※料金は2026年1月現在

私が参加したツアーは、午前または午後出発が選択できるものでしたが、私は前日の夜に直前で予約したため、午前中はフルで、午後の半日ツアーとなりました。

この日のツアーメンバーは、私+フィンランド人グループ(5人)の合計6名でした。

ツアーの流れ

予約時にホテル名を入力すると、予約確定メールにピックアップの時間が記載されているので、その時間に待機。私の時は、私が最初のピックアップで、その後フィンランド人グループをピックアップ(計2か所)でツアー開始となりました。

① ピコ・ドス・バルセロス展望台(Pico dos Barcelos viewpoint)

まず最初に訪れたのが、フンシャルの街のパノラマを一望できるピコ・ドス・バルセロス展望台。フンシャル市街地から車で10〜15分ほどの高台に位置しています。

この地域に最初に定住した人物の一人であるディオゴ・バルセロス氏にちなんでその名が付けられているそう。

斜面に張り付くように建物が立ち並ぶフンシャルの街並みとその先に広がる大西洋。

目の前を遮るものがなく、遥か遠くの水平線まで見晴らせます。この展望台は小さな公園となっていて、散策も楽しめます。カフェもありました(営業していたかは未確認)。

一番高い部分にある展望スポットからは園内も見渡せます。

ここには1960年のポルトガル独立回復記念日に建立された十字架があります。

海側は快晴ですが、山の上には雲が立ち込めています。この後のお天気は果たして大丈夫なのでしょうか。

② エイラ・ド・セラード展望台(Miradouro da Eira do Serrado)

ピコ・ドス・バルセロス展望台で20〜30分け式を楽しんだ後は、いざ山岳エリアへ。車で20分ほど進むと、「エイラ・ド・セラード(Eira do Serrado)展望台」に到着します。

先ほどまでフンシャルは晴れていましたが、山の中に入るにつれて天気がガラリと変わりました。

展望台に到着した頃には雨が本降りとなり、風も吹き荒れます。この天気なので、眺望はあまり期待できませんでしたが、傘をさして駐車場から展望エリアへ登っていきます。

階段上の遊歩道を進んでいくと、雲の切れ間から切り立った深い渓谷と谷底にある集落を一望できます。

四方を険しい岩山に囲まれた谷間に、小さな集落がひっそりと広がる光景。「よくこんな場所に人が住んでいるな」と思わずにはいられない地形です。

別の方向にも、渓谷(川)沿いに集落が点在しています。

天気が良ければさらに絶景が広がるはずですが、雲と霧の間から見える景色にはそれはそれで神秘的な雰囲気がありました。

③ ナンズバレーの集落へ

展望台を後にして、今度は谷底の集落へと下ります。

この村は、とても小さく10分もあれば見て回れるほど。時計台がある場所が村の中心地。

とても古い建物も見られます。集落の中は、坂道と石畳が続くのんびりとした雰囲気。

この日はちょうどローカルイベントの最終日と重なっていました。普段は静かな小さな村も、この日ばかりは島中から人々が集うそうで、駐車場や狭い山道が渋滞するほどの人出。臨時の貸切バスも出ており、地元の方々で溢れていました。

こちらのテント内では、バンド演奏が行われ、伝統音楽が奏でられ、地元の人々で盛り上がっていました。

マデイラの人々にとっても、ナンズバレーは特別な場所なのだと実感しました。

ナンズバレーの名産品といえば栗。マデイラでもこの地域だけでしか栽培されていないのだとか。

カフェ(レストラン)のメニューもこの通り、栗を使ったメニューがたくさん。

栗のチーズケーキとアメリカーノ(8.50€、カード払い可)

すでにランチはすませていたので、ガイドさんにおすすめされた栗のチーズケーキを食べてみました。

これが絶品でした。

ヨーロッパのケーキというと甘くて大味なイメージがありますが、この栗のチーズケーキはほんのりとした甘さで、繊細な風味。日本のケーキに近いような上品な味わいで、一口食べた瞬間に「これは買って帰りたい」と思いました。

この栗のチーズケーキは、売り切れ必至だそうで、ガイドさんからも「まだ残ってればラッキーだよ」と言われてて、実際に私より後に入った一緒のツアーだったフィンランド人グループは、栗のチーズケーキは売り切れになってたそう。

ツアーの満足度はガイドさん次第

今回のツアーで印象に残ったのは、ガイドさんの存在でした。

ベテランのローカルガイドで、おそらく60〜70代。マデイラの歴史や地形、島の自然の豊かさについて丁寧に説明してくれました。特に印象的だったのは、外来植物の話。入植者によって持ち込まれた植物や、船に一緒に乗ってきたラットが繁殖したことで、もともとの生態系が崩れ、もともとの固有種だったり野鳥が絶滅危惧種になってしまっているという話は、美しい自然の裏にある課題を知る貴重な機会でした。

特に独自に進化した島国は、その影響がありそうだなと、日本も少なからず同じような状況はあるんじゃないかと思いました。

さらに、自由行動の時間に(ガイドさんが車で待機している間)にフィンランドや日本に関する情報を調べてたようで、日本とポルトガルの共通点や、日本・フィンランドの教育システムへの関心を話してくれたのが印象的でした。ワイヤレスマイクもしっかり使いこなし、ドライブ中も解説が続き、年齢を感じさせないプロフェッショナルなガイドでした(運転はたまにちょっとドキドキしましたが…笑)。

ローカルガイドならではの深い知識と温かい人柄が、ツアーの満足度を高めてくれました。

こんな人におすすめ

実際に参加してみて、ナンズバレー半日ツアーは以下の方に特におすすめだと感じました。

おすすめな人

  • マデイラ島に着いてとりあえず何をすればいいかわからない
  • ハイキングやアウトドアにあまり自信がない
  • 体力的にハードなコースは避けたい
  • マデイラの歴史・文化・自然をざっくり知りたい
  • 半日で絶景を気軽に楽しみたい

こんな人には物足りないかも

  • がっつりハイキング・アウトドアが目的
  • 自分のペースで自由に動きたい
  • すでにマデイラの山岳エリアを熟知している

ハイキングコースのPR8ピコ・ド・アレエイロと比べると体力的な負荷はほぼなく、車で移動しながら展望台と集落を訪れる形なので、旅行の序盤やのんびり観光をしたい日に向いています。

実際、私は到着翌日(2日目)に参加したことで、マデイラの地理感・雰囲気・見どころを把握でき、この後のハイキングへの軽いウォーミングアップとしてもよかったです。

マデイラ島全体の旅程はこちら↓

持ち物

  • 雨具(レインコート/レインポンチョまたは折りたたみ傘):山の天気は変わりやすい
  • 歩きやすい靴:展望台の階段、集落の石畳は滑りやすい場合あり
  • カメラ・スマートフォン:展望台からの絶景は写真に残したい

まとめ

ナンズバレー半日ツアーは、マデイラ島の地形・歴史・文化を短時間で体感できる、コストパフォーマンスの高いツアーです。

天候に左右される部分はありますが、雲の切れ間から見える谷間の絶景は、晴れの日とはまた違う神秘的な美しさがありました。そして何より、栗のチーズケーキは晴れでも雨でも絶品です。

レンタカーなし・ハイキング初心者・マデイラ旅行の初日に何をすべきか迷っている方、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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