【ダラット】観光ガイド|ランビアン山ハイキング、クレイジーハウスと高原都市の魅力

ベトナム

こんにちは。

2025年10月、ベトナムの高原都市ダラットに2泊3日で滞在しました。

標高約1,500mに位置するダラットは、ベトナムとは思えない涼しい気候と、松林が広がるどこかジブリの世界観を思わせる景色が魅力の街です。フランス植民地時代の建築が残り、コーヒーやフルーツ、チョコレートなど食の楽しみも豊富。ホーチミンから深夜のスリーピングバスで向かいました。

滞在中はランビアン山のハイキング、クレイジーハウスの見学など、ダラットらしいスポットを中心に回りました。

★ホーチミンからダラットの行き方はこちら。

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ダラットの街の雰囲気

夜行バスで早朝に到着し、バスターミナルに降り立った瞬間、冷んやりした空気(東南アジアにいることを一瞬忘れそうになるくらい)。

標高1,500mという数字だけでは実感が湧きませんでしたが、朝晩はひんやりとしていて、ウルトラライトダウンがちょうど良いくらいの気温です。昼間は半袖でも過ごせるので、寒暖差を見越した服装選びがポイント。

街を歩いていて印象的だったのは、松林の緑と霧がかった丘陵の風景。どこかジブリ作品に出てきそうな、少し幻想的な雰囲気があります。フランス植民地時代の面影を残す建築も点在していて、ヨーロッパの避暑地に迷い込んだような感覚もありました。

街全体はのんびりした空気が漂っていますが、大通りはバイクや車の交通量が意外と多め(ホーチミンなどの大都市ほどではない)。慣れるまでは道路を渡るタイミングに少し緊張しましたが、信号もあるのでなんとかなります。

市場の周辺はぐっとローカル度が増して、ダラットの生活感が垣間見える一角でした。

ダラットの電波塔。夜はライトアップされ東京タワーのように見えなくもない。

ローカルな雰囲気の場所と、おしゃれなカフェが点在していて、観光客でも馴染みやすく、長期滞在もしやすそうな印象です。

高原エリアなので坂道が多く、場所によってはかなり急峻なところもあり、歩き回ると地味に体力を使います。履き慣れた靴やスニーカーがおすすめです。

ランビアン山ハイキング

ダラット周辺には、ハイキングスポットが点在しています。今回、私はダラットの最高峰(標高2,167m)のランビアン山のハイキングをしてきました。

ランビアン山の山頂からの眺め

交通手段は、バスかタクシー、バイクとなるので、往復送迎付きのガイドツアーを利用しました。

ランビアン(Lang Biang)とは

ランビアン山(Lang Biang)は、ダラット中心部から北へ約12kmに位置しています。

ダラットの市街地からも近く、観光地としても親しまれています。

ちなみに、この山の名前には、ちょっと切ないラブストーリーが残っています。

敵対する二つの部族出身の若者ラン(K’Lang)と娘ビアン(H’Biang)が恋に落ちるものの、部族間の因縁のせいで結ばれることが許されなかったという言い伝えが残っています。二人は駆け落ちをしてこの山に逃げ込みましたが、最終的に命を落としたといいます。山の名前はこの二人にちなんで名付けられたそうです。

ハイキングツアー体験記

Klookで事前に予約していた「ランビアン山トレッキングアドベンチャー(1,050,000ドン)」。当日の参加者は私一人で、たまたまプライベートツアーになりました(ラッキー!)。

朝8時過ぎにホテルまでピックアップがありましたが、一人だったこともあり、今回はガイドのバイクの後ろに二人乗りで登山口へ向かいます。

8時半頃に麓の駐車場に到着し、ガイドがチケットオフィスでチケットを購入(50,000ドン、ツアー料金込み)後、早速ハイキングスタート。

通常の車でアクセスできるルートは使わず、裏手から山道へ向かいました。

最初は畑の脇道のような坂道を登っていきます。ここを歩いている人はほとんどおらず、欧米人の個人旅行者が一組いただけでした。

しばらくすると、松林が現れ、その中をひたすら登っていきます。ここに来ると、ベトナム人旅行者がたくさんいました。

ただ、ここの松林の斜面が急で、地味に息が上がります。

数メートル登っては止まり、登っては止まりを繰り返していたら、ガイドが「こいつ、体力なさそうだな」と見るに見かねて、「ランビアン山頂よりもう少しラクなレーダーピーク(Radar Peak)に変更することもできるよ。ランビアン山頂付近は、ほぼ直角の階段をよじ登らなきゃいけなくて、まあまあきついよ。今からでも変更できるから、もしムリそうなら登山口着くまでに言ってね」と・・・。

ランビアン山の登山口にあったMap。車道もあり、チケットオフィスのある駐車場から専用車でここまで来ることもできそうです。

40〜50分ほど歩くと、車道からのルートと合流してようやくランビアン山の登山口。登山口までの道のりで行きも絶え絶え・・・。ハイキングは好きなんですが、急な上り坂がとにかく苦手で亀さん並みのペースでないと登れない。

一息ついて、ガイドに「どうする?」と聞かれ、ここまできて登らない選択肢はないので、「ランビアン山頂目指すわ!」と返事して、登ることに。

木の窪みがハート型に見える?

登山口からしばらくは緩やかな山道。さっき登った松林の方がよほどきつかったよ!

途中ランビアンの山頂が見えてました!だいぶ近づいてきた。ただ、雲がかかっていて雨が降ってそう。

そして、20〜30分ほど進むと、植物がうっそう茂るジャングルのような山道へ。暑くて半袖Tシャツで登ってましたが、ガイドに「虫が増えるので、ジャケットを羽織ったほうがよい」とすすめられ、暑かったけれど、パーカーを羽織って登山。

道中には「あと◯メートル」という表示もあり、地味に励みになります。

そして、ランビアン山の登山口から1時間ちょっとで登頂。

最後はロープを伝って登る場面もあるほどの急な階段のような道が続き、結構きつかった。体格のよい欧米人グループの若者でも滑ったりして苦戦していたので、みんな大変な様子。

登頂時はあいにく少し曇り空で、最高の絶景とまではいきませんでしたが、時折雲の切れ間からダラットの街を見渡せる眺めは美しく、十分に達成感がありました。

10分ほど景色を眺めたり、写真を撮ったりして、もと来た道を戻ります。

帰りは比較的サクサク。途中、登山客を励ますように一緒に登るかわいいワンコも。

登山口まで戻ると、そこからは上りとは別の車道側沿いのルートへ。途中ピクニックエリアでランチの予定でしたが、天候が急変して土砂降りに。

最後はガイドに「急いで!」とせかされ、小走りでびしょ濡れになりながら駐車場まで戻りました。

ツアーで用意されたランチ。バンミーほか、菓子パン、フルーツなど(この他、1.5Lの水のボトルも最初にもらえました)

幸い駐車場の横に屋根付きのテーブル席があり、そこでランチタイム。ガイドが用意してくれたバンミーやフルーツ、クッキーをいただきました。

ランチ後は、再びバイクでホテルまで送迎してもらい、13時半頃にはホテルに到着。雨で濡れて肌寒かったものの、バイク移動中はガイドのポンチョを借りられたので何とか凌げました。

当初の予定では15時半頃の帰着予定でしたが、参加者が私一人だったのと、途中から雨が降ったこともあり、実際にはかなり早いペースで終了(まさか、雨の中走るとは思わなかった笑)。

ランビアン山-個人で行くか、ツアーを利用するか

ランビアン山はガイドなしでも登れます(自分のペースでゆっくり歩きたい人には、その方が向いているかもしれません)。とはいえ、ホテルから登山口までの移動や、道に迷う心配がない安心感、写真を撮ってもらえる点を考えると、ガイド付きツアーにもメリットは十分あります。

序盤と終盤がやや急なので、普段あまり運動をしない人は息が上がりやすいかもしれませんが、中間は比較的なだらかな道が続くので、難易度はそれほど高くありません。

💡ランビアン山ハイキングツアーの予約はこちら
今回利用したツアーは、Klookで事前予約できます。一人旅でもガイドが同行してくれるので、道に迷う心配がなく、写真もたくさん撮ってもらえるのが安心ポイントです。

クレイジーハウス

ダラット観光で外せないスポットの一つが、「クレイジーハウス」。

ダラット中心部からは南西の少し外れた住宅街の一角に位置しています。

入場料は80,000VND(2025年10月現在)。

この建物を手がけたのは、ダン・ヴェト・ガーという女性建築家。彼女はベトナム共産党の元書記長チュオン・チンの娘で、モスクワの大学で建築を学んだ後、博士号を取得。

訪問中、ロシア人観光客の姿も多く見かけたのですが(ハイキングのガイドも「ロシア人に人気」と話していました)、建築家自身がモスクワ仕込みだったと知ると、なんだか妙に納得のいくつながりでした。

一歩足を踏み入れると、まさに「迷路」という言葉がぴったりの空間が広がっています。

建物内は上り下りが多く、狭い通路や急な階段も多いので、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。

見学は、1時間程度あれば見て回れますが、とにかく敷地内も建物も入り組んでいるので、全部見て回ったのかよくわからず・・・。

建物全体がガウディ建築を思わせる、うねるような曲線と有機的な形状で構成されていて、通路も階段も、一つとして真っ直ぐなものがありません。

植物や動物、海の生き物をモチーフにしたモニュメントのような造形物もあちこちにあり、とにかく奇想天外という言葉がしっくりきます。

訪れたのは10月のハロウィンシーズン。あちこちにハロウィンのデコレーションも見られ、エンタメ性もあり楽しめました。

実はこの建物、宿泊施設としても機能していて、泊まればまるごと独り占めできるとのこと。日中は観光客で賑わっているので、ゆっくり静けさを味わうなら宿泊してこそかもしれません。

🏠クレイジーハウスに泊まってみる
日中は観光客で賑わうクレイジーハウスも、宿泊すればこの奇想天外な空間をまるごと独り占めできます。一度は泊まってみたい、話のネタになる一夜を過ごしたい方はこちらからチェックしてみてください。

ダラットの宿泊:Pi Hostel(Pi Boutique Hotel)

今回の宿泊先は、Pi Hostel(現Pi Boutique Hotel)に3泊。ドミトリーもありますが、スーペリアダブルルームを選択しました。朝食付きで3泊約94USD(約246万VND/約14,100円、2025年10月現在)。

高台に位置していて、部屋からの見晴らしが良いのも魅力のひとつ。

建物は比較的新しく、道路を挟んで2棟の建物があります。

部屋も広めで、インテリアはナチュラルモダンなテイストでまとめられていて、清潔感があり、居心地がとても良かったです。ミニ冷蔵庫、飲料水、電気ポット、バスグッズなどアメニティーはひと通り揃っています。

部屋のグレードはいくつか種類があるので、予算や好みに合わせて選べるのも嬉しいポイント。

バスルームは、シャワーのみ。朝晩は気温が下がるので、夜シャワーを利用する際は少し寒く感じるかも。

また、フリーのお茶セット(茶葉とオレンジのドライフルーツ)が置かれていて、レトロな茶器が味わい深かった。ティーバックのお茶を置いているホテルはたくさんありますが、茶葉を置いているホテルはそれほど多くないはず(残念ながら飲む機会はありませんでしたが、雰囲気だけでも十分楽しめました)。

また、チェックアウト後、ロビーで送迎車を待っている間、スタッフの方がさりげなくお茶を出してくれ、こうした小さな気遣いも心が温まります。

朝食はシンプルながら、パンやサラダ、卵料理、ヨーグルトといった定番メニューに加えて、フォーなどベトナム系メニューも用意されていました(向かいの建物の1階が朝食会場になっていました)。

🏨Pi Hostelの宿泊予約はこちら
高台からの眺めと居心地の良さが魅力の宿。ダラット滞在の拠点にぴったりです。

まとめ

標高1,500mの涼しい気候、ジブリを思わせる高原の風景、そしてランビアン山ハイキングやクレイジーハウスといった個性的なスポット。ダラットは、ベトナムの中でも少し異色な魅力を持ちつつ、落ち着いた居心地のよい街、また機会があればぜひ訪れたいと思いました。

坂道が多く、歩き回るには体力を使う場面もありますが、その分街を歩くたびに新しい景色に出会える面白さがあります。

★アクセス方法(ホーチミンからの行き方)は、こちらの記事にまとめています。

宿泊

高台に位置し、見晴らしの良さと居心地の良いナチュラルモダンな空間が魅力のPi Hostel。価格帯や部屋タイプも複数あるので、予算に合わせて選べます。

🏨Pi Hostelの宿泊予約はこちら

また、非日常な滞在を求めるなら、クレイジーハウスへの宿泊もおすすめです。日中は観光客でにぎわうこの空間も、宿泊すればまるごと独り占めできます。

🏠クレイジーハウスに泊まってみる

ランビアン山ハイキングツアー

ランビアン山ハイキングは、一人旅でも安心して参加できるツアーでした。ガイドが写真をたくさん撮ってくれるので、一人旅で記念写真を残したい方には特におすすめです。

🥾ランビアン山ハイキングツアーの予約はこちら

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