【シチリア島】バロック都市④エトナ山を望むシチリア第二の都市カターニアは洗練された町だった

イタリア

こんにちは。

シチリア旅行も終盤。最後の目的地はシチリア島の東の空の玄関口でもあるカターニア。

パレルモに次いでシチリア第二の都市で、ユネスコの世界遺産「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」の一つにも登録されています。リゾート地タオルミーナやエトナ山はカターニアを拠点に訪れると便利です。

私はカターニアには2泊し、日帰りでタオルミーナかエトナ山に足を伸ばそうかと考えていましたが、連日の移動・観光疲れもあり、のんびり過ごすことにしました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ラグーサからカターニアへ移動

カターニアへは、前日宿泊していたラグーサからバスで向かいました。

ラグーサ・カターニア間は、早朝から1時間に1本(夜間除く)程度出ていて、日中の移動は困りません。

バスの時刻はETNAバスのウェブサイトから調べることができます(オンラインでチケット購入もできそうです)。

ラグーサ・バスターミナル

私は、当日バスターミナルのチケットオフィス(上の写真の右側の建物)で購入しました(片道8.60€、クレジットカード可)。

この日は天気も良く、車窓からエトナ山を望むことができました。なんだか富士山が見えた時のような高揚感。

ラグーサ10:00発のバスで、途中カターニア空港に立ち寄り、カターニアのボルッセリーノ広場のバスターミナル(Piazza Paolo Borsellino)に到着したのは定刻通りの11:50頃。

終点は中央駅前のバスターミナルですが、旧市街エリアへ行く場合はボルッセリーノ広場が近くておすすめです。

カターニア市内からカターニア空港の行き方

カターニア空港は、市内から5kmほどと近く、アクセス良好。ALIBUSという空港バスが中央駅と空港間を循環しています。

ルート上の市内中心部のバス停から乗車、下車可能なはずですが、空港行きに市内のバス停から乗ろうとしたところ、バスが来ないというアクシデント。

私が乗る飛行機が朝9時過ぎの便で、7:00頃には空港に着いておきたかったので、宿の最寄りのバス停に6:00に行ったものの20分ほど待ってもバスが来ない(バス停の電光掲示板には表示されている)。

焦りはじめた頃、通りすがりの地元のおじさんに声をかけられた。

人もほとんどいないし、暗いし、怖いなーっと思いつつ警戒度MAXになってたら、

地元のおじさん
地元のおじさん

空港行きのバスはここには来ないよ、中央駅から乗りなさい。

カタコトの英語まじりのイタリア語で教えてくました。

BECO
BECO

え??そうなの・・・? (ALIBUSって市内を循環してるんじゃないの?中央駅は、まあまあ距離がある・・・どうしよう) ボルッセリーノ広場からでも乗れる?

と聞いてみたが、いまいち意思疎通取れず、とりあえずお礼だけ言って、急いでボルッセリーノ広場へ向かいました。早足で10分くらいで到着。ボルッセリーノ広場のバス乗り場にはちらほら人もいて、ちょっと安心。5分ほど待ったところで無事ALIBUSがきました。

空港行きバス乗り場前には券売機がありますが、車内でも購入可(4€。クレカ払いOK)。

ということで、早朝だったからなのか、この日たまたまだったのかは不明ですが、市内からALIBUSに乗る際は、中央駅かボルッセリーノ広場から乗るのが確実かもしれません。

10分ほどで無事空港に到着(本当に近い)。空港に着いた頃ちょうど空が明るくなり始めて、キレイな夜明けの空を見ることができました。

カターニア空港は、利用者も多いのか、思ったより近代的で新しい空港。ただ、EU圏外の国際線はかなり本数が少ないみたいで、搭乗前になるまでイミグレは閉まってました。

イミグレ通過後は売店が1つあるだけでなので、空港でお土産を買う場合は、イミグレ前の国内線搭乗エリア(国内線搭乗ゲートエリアの一角にイミグレがある)で購入しておくことをおすすめします。

カターニアの民泊が都会のオアシスだった

今回カターニアで宿泊したのは「La Dimora Incantata」。民泊で、入口は集合住宅の建物ですが、中に入ってみてびっくり。まるで都会のオアシス、というか隠れ家のようなお家でした。

古い建物の門(オートロック)を入ると、長い通路となっています。

私が予約した部屋は、通りから見える建物ではなく、この階段を奥まで進んでいきます。

すると、さらに門があり、別の敷地へ。通りからは想像ができませんでしたが、内部はこんな造りなんだとびっくり。

ポーチの奥には、古い建物があり、ここがお家。

入口は二重扉で、ドアを入るとキッチン・リビングスペース。

キッチンも冷蔵庫も真新しくて、まだリノベーションしたばかりのようなでした。ボロボロの外観とのギャップがまた面白い。

リビングの奥の部屋がベッドルーム。ダブルベッドと、ソファベッドがあり、3人か4人くらいまで泊まれそう。ベッドルームの窓の外は、かわいらしい中庭があり、本とか読みながらのんびり過ごすのに最適。

お部屋の広さに対して、バスルームはかなり狭め。ただ新しくてキレイ。Agodaで2泊で約100€ほど。+City Taxは4€(1泊2€)で、チェックインの際に直接オーナーさんに現金でお支払い。

カターニアの目抜通り「エトネア通り」の一本裏手に位置し、市内観光していても気軽に戻れる立地で、中心部にありながら、とても静かで過ごしやすかったです。

カターニアの観光スポット

今回、カターニアは2泊しましたが、予定は立てず、ゆるーく過ごしました。カターニアは、バロックの町として世界遺産に登録されている通り、バロック様式の建築物が建ち並んでいます。

ドゥオモ(聖アガタ大聖堂)Basilica Cattedrale di Sant’Agata

旧市街の中心部に位置するカターニアのドゥオモ(聖アガタ大聖堂)。

10世紀に創建されましたが、エトナ山の噴火や地震で破損と修復を繰り返し、現在見られる建物は、1693年の大地震の後にバロック様式で再建されたもの。

これまでバロックの町で見てきた教会は、サンドベージュカラーの外壁が多かったけれど、カターニアのドゥオモはグレーがかった寒色系の色味で新鮮でした。色が違うだけでも印象がだいぶ異なります。

ファサードの上の窪みには、この聖堂に捧げらている聖アガタ像が祀られています。

内部は太い柱で重厚感のあるインテリア。

主祭壇前には巨大なシャンデリアが吊るされ、祭壇の壁面や天井は、パステル調の淡いカラーの絵画で覆われています。

主祭壇の右側には聖アガタ礼拝堂。天井の太陽のような装飾や壁画など見応えあり。

こちらは、カターニア出身で19世紀にイタリアオペラの作曲家として活躍したヴィンチェンツォ・ベッリーニのお墓。凝った装飾が施され、異彩を放ってました。

こちらはオペラの一場面か何かでしょうか。白い大理石のお墓に真っ黒の彫刻のコントラストが目を惹きます。

ドゥオモ広場

聖アガタ大聖堂前のドゥオモ広場の中心には、黒いゾウの彫像とオベリスクが中心に据えられた噴水があります。ゾウはカターニア市の紋章にも描かれており、カターニアのシンボル的存在。

ドゥオモ広場の南側には、1693年の大地震の後に建設されたウゼダ門。建設を命じたスペインのウゼダ総督の名を冠しています。

日が暮れるとライトアップされて華やかな雰囲気に。

聖アガタ修道院教会(Chiesa della Badia di Sant’Agata)

ドゥオモの北側には聖アガタ修道院教会があります。

ドゥオモから出た時に、この教会のドームの上(屋上)に人がいるのが見えて、思わず上りたくなり行ってみることに。

内部は円形の聖堂になっていました。

聖堂内部の一角にあった、小さな祭壇。背後の衝立のような板が独特な形状。なんだろう・・・

そして、お目当ての屋上へ。料金は7€。もう一つの他の教会との共通チケットになっていました。

途中には鐘楼がありました。

そして屋上です。写真ではわかりにくいですが、北側にはエトナ山を望めます。この日はエトナ山に雲がかかっており、はっきりは見えませんでした。

東側と南側には港とその先に広がる地中海を見晴らすことができます。

西側の景色。高い建物がほとんどなく、遠くまで見渡すことができます。

ドゥオモ広場も見下ろせます。こうして見ると、ドゥオモ広場に面した建物は、グレーの壁で、デザインも統一されていて、一体感を感じます。

こちらは、ドゥオモ広場の北側にある大学広場。

聖アガタ修道院教会の屋上は、高さはそれほどありませんが、周辺に高い建物がないので、360°景色を楽しめ、この日は天気もよく気持ちよかったです。

ローマ円形劇場

ドゥオモ広場からエトネア通りを700メートルほど北上したところにあるステシコロ広場(Piazza Stesicoro)の地下には、なんとローマ円形劇場の遺跡が埋まっています。

カターニアの円形劇場は、ローマ帝国時代の2世紀頃に建設されたものとされています。

5世紀以降は、石造の建造物の建築資材として、円形劇場は採石場となり、ドゥオモやその他の教会の資材も一部ここから切り出されたのだか。

1693年の大地震で埋もれてしまい、その後広場になったようです。

広場の一角に入口とチケット売り場があります。

地上からも眺められたので、今回中には入りませんでした。

広場から見えている部分は、全体の10分の1程度で、残りの大部分は町の下に埋まったままだそう。

ベッリーニ庭園

ステシコロ広場からさらに500メートルほど北に行くと、ベッリーニ庭園があります。

カターニアで最も古い庭園の一つで、噴水や花時計などあり、市民の憩いの場となっています。

カターニアの作曲家ベッリーニの名を冠した庭園で、一角にはベッリーニ像があります。聖アガタ大聖堂にあるベッリーニのお墓も立派だったし、カターニアを代表する著名人のようです。

坂道を上がっていくと、高台の上は広場になっており、家族連れの姿も多く見られました。

ジュゼッペ・ガルバルディ通り

ドゥオモ広場から西に伸びるのがジュゼッペ・ガルバルディ通り。

この通りから見えるドゥオモの光景がお気に入り。

エトネア通りに比べると下町な雰囲気ですが、建物に趣があります。

こちらはジュゼッペ・マッジーニ広場の建物。4隅に同じような建物が建っています。

ス・・・スパイダーマン・・・?

フルーツがモリモリのジューススタンドも絵になります。

こういうちょっとした路地にあるカフェ(レストラン)もステキ。

旧市街の路地裏

旧市街エリアには、このほかにもグッとくる景観がたくさんありました。

アッシジの聖フランチェスコ無原罪懐胎教会。

コッレジャータ聖堂。湾曲したファサードが優美。

ドゥオモ広場周辺エリアはオープンテラスのカフェもたくさん。観光客で賑わっています。

デコレーションが可愛い雑貨屋さん。

ウゼダ門の外では、蚤の市が開かれていました。買い物をしなくても、見ているだけで楽しい。

キャンディ屋さん?もたくさん見かけました。

魚市場周辺は、レストラン街となっていて、こんな感じでカラフルな傘で彩られた場所も。傘をアーケード風にしたデコレーションは、いろんな観光地で見られるけど、やっぱり可愛い。

カターニアのグルメスポット

海辺の町に来ると、どうしてもシーフードが食べたくなる。

mm!! Trattoria

まず1軒目は、魚市場近くにある「mm!! Trattoria」。

お昼時ということもあり、店内も外の席も混み合っていました。魚市場の近くなので、活気も感じられます。

こちらで注文したのはタコのグリル。オリーブオイルとフレッシュなイタリアンパセリがたっぷりかけられていて食欲をそそります。シチリア島はシーフードもバラエティーに富んでいて、嬉しい。

地中海沿岸地域はタコ食文化があり、親近感。

たっぷりレモンを絞っていただきました。シンプルだけど、素材の味を引き立てていて、美味しかったです。

こちらはお通し(コペルト)のパン。

タコのグリル、水、コペルトで22€でした。

La Quartara

続いても旧市街の路地裏にあるレストラン「La Quartara」。

こちらのレストランは、店員さんがかなりフレンドリーでした。

こちらでいただいたのはシーフードリゾット。ちょっとエビの鮮度が??なものもありましたが、まあこんなもんか・・・。白のグラスワインとリゾット(+コペルト)で、22€。

食事をしていると、店員さんが近づいてきて、「今オーナーがいなくて現金払いしかできない(カード端末を持っているのがオーナーが持っているため)んだ」と言われ、まあ仕方ない・・・。

お会計時にオーナーらしき人は現れたのでカード使えるかと思いましたが、結局現金しか使えずでした。

まとめ

カターニアは、シチリア第二の都市だけど、パレルモより都会っぽさが感じられる町でした。

シチリアには、有名な観光地やリゾート地が点在しているので、あまりカターニアを観光する人は多くはないと思いますが、観光エリアは、比較的コンパクトにまとまっているので、街歩きが好きな人にはおすすめです。

町自体は比較的大きいので、宿泊場所の選択肢もあり、カターニア拠点に周辺エリアに日帰りで出かけるのもあり。

シチリアは訪れるまではマフィアのイメージくらい(古い?)しかなかったですが、町によってそれぞれ雰囲気が異なり、山や海の自然、街歩きもすべて楽しめて、さらに美食の島。治安も都市部の一部エリアを除けば、至って平和(もちろん最低限の注意は必要)で、観光しやすい。

今回は行けなかった場所もいくつかあり、またぜひ再訪したい、あとはビーチを楽しめるシーズンに訪れてみたいと思える場所でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました