こんにちは。昨年末、トランジットで訪れたイスタンブール。早朝6時に到着し、乗り継ぎ便が17時発と、約11時間も時間があったので、イスタンブールの市内観光に出かけました。
イスタンブール空港からイスタンブール市内

インスタンブール空港は2018年に開港した比較的新しい空港。ただ、市内中心部の観光エリアは約40km離れていて、市内に出るまで1〜1.5時間ほど時間がかかります。
イスタンブール空港から市内までの移動方法は、タクシーやバス、地下鉄があります。地下鉄はイスタンブールの観光エリアへの接続は少し不便だったので、空港バス(havaist)で行くことに。
havaistは、空港から複数路線が出ていますが、観光エリアに行くなら、Aksaray metro行き。乗り場は空港の地下階で、到着ホールからは案内標識に沿って行けば、到着します。
Aksaray行きは30分〜1時間に1本出ていますが、私が到着した時は、ちょうどバスが出たばかりで、30分ほど待ちました。
havaistの時刻表は、公式サイトから確認できます。料金は204リラ(=206バーツ、2024.12月現在)。チケットは乗車時にドライバーさんから購入。デビット(クレジット)カード決済できます。
ということで、7:45発のバスに乗車し、9時前にアクサライのバス停到着。

アクサライのバス停はこちら。
空港行きも同じ場所からの出発で、電光掲示板もありますが、スーツケースを持った人が並んでいるので、すぐにわかるかと思います。
スルタンアフメト・モスク(ブルーモスク)
まずはスルタンアフメト・モスク(通称:ブルーモスク)へ。アクサライからブルーモスクは、トラム(T1)で向かいます。

アクサライにも素敵な外観のモスクがありました。
トラム駅の券売機で、まずはイスタンブールカード(チャージして繰り返し利用可能なIC交通カード)を購入。こちらもクレジットカード決済可。私のカードの問題か、決済通貨がドルかユーロでした。カード本体+いくらか(忘れた)チャージして5.66USD(=196バーツ)でした。
トラムでブルーモスク最寄りのスルタンアフメト駅まで4駅。

トラム駅から向かってすぐの入口(西側)は出口となっており、入口は南側になります。

入口には上記のようなゲートとなっていて、女性は髪を覆うスカーフなどの着用が必須です。

モスク内部。想像していたよりは小ぶりな印象でしたが、精緻なタイル装飾やステンドグラスが美しい。

ブルーモスクは、イスタンブール歴史地区の建造物の一つとしてユネスコの世界遺産にも登録されています。オスマン帝国第14代スルタン・アフメト1世により17世紀初頭に建設されたことから、その名が付けられました。

大理石が敷き詰められた中庭は圧巻。回廊も美しい。

中庭から見たブルーモスクのドーム。私が訪れた時は北側のミナレットと中庭の一部が改修工事中でした。

中庭には、白黒の美ネコも。内部と中庭だけなら20〜30分程度あれば見学可能です。

ブルーモスクを見学後、外に出ると焼きとうもろこしの屋台。美味しそう。その奥に見えるのはアヤソフィア。こちらもイスタンブールで必見の観光スポット。

キリスト教とイスラム教芸術が融合した建造物でこちらもユネスコ世界遺産の一部。長年博物館として機能していましたが、2020年7月にモスクになったそう。そして入場料が25€とまあまあよいお値段。ということで、今回はスキップしました。
ガラタ橋
続いては、イスタンブールの金角湾にかかるガラタ橋へ。

イスタンブールのトラムは近代的。

ガラタ橋へ行く途中は、土産物屋やカフェ、レストランが軒を連ね賑やか。2024年に話題になったドバイチョコレートもあちこちで売られていました。

旧市街から金角湾を挟んだ対岸の新市街。上の写真の中央に見えるのはガラタ塔。

ガタラ橋の上も、周辺も釣り人だらけ。こんな曇天でも皆さん釣りに夢中。

車やトラム、人が行き交う都会のど真ん中で、ここまで釣り人が多い場所は、それほどないのではないだろうか・・・。

新市街側から見たガラタ橋。橋の下のレストランも雰囲気が良さそうですね。
イスタンブールのB級グルメ「サバラップ」を食べてみた
イスタンブール名物と言えば、誰もが一度は聞いたことがあるのがサバサンドではないでしょうか。私も今回サバサンドを食べるのが最大の目的。こちらの記事に美味しいサバサンドの見分け方や、オススメのお店が詳しく書かれてたので、参考にさせていただきました。
この記事では新市街のガラタ橋付近の海岸沿いの屋台が4軒ほど紹介されていましたが、曇天のせいか、ホリデーシーズンだからか、出没エリアが変わってしまったのか・・見つけることができず・・・泣
紹介されているお店は諦めて、うろうろしていると、魚市場の前にサバサンドを販売しているお店を発見!

場所はこちら↓。フェリーターミナルの目の前の「Balikci yusuf」というお店。奥にはいくつかテーブルもあり、そのほかシーフード料理もいただけるようでした。
BALIK EKMEKと書かれているのが、いわゆるパンに挟まれたサバサンド。
今回は、上記の記事でオススメされていたラップ(BALIK DURUM)を注文してみました。160リラ(≒168バーツ、740円)。

注文後、炭火の上にラップを載せ、焼きサバと新鮮な野菜を巻いて、シーズニングを振りかけて、焼き色がつくまで、しばらく放置。

奥の魚屋さんには新鮮な魚介が並びます。

支払いを済ませ、待つこと数分。こちらがサバラップ。焼いたサバがドーンと入り、新鮮な野菜とスパイスが効いて、めちゃくちゃ美味しい!当たりのようです。ボリュームもあって、これ一つでお腹いっぱい。

この周辺は、レストラン街となっていて、カラフルなデコレーションがされた一角があり、トルコっぽいかわいいインテリアのカフェもありました。
ガラタ塔と周辺散策
続いては、小高い丘の上にあるガラタ塔へ行ってみることに。

この日は雨が降った後で地面が濡れていて、石畳がツルツル滑る。ガラタ塔への道中は思いの外、急な坂道。でも雰囲気があってよい。

しばらく坂道を上っていくとガラタ塔が見えてきました。
ガラタ塔は、14世紀にジェノバ人によって見張り塔として建設されたもの。破壊と修復を繰り返し、現在は、展望台と博物館になっています。ガラタ塔も世界遺産の一部です。

塔へ上るために結構な行列ができていました。チケット売り場に行ってみると入場料30€。もちろんスキップ。
えっと・・・イスタンブールの物価、なんかおかしくないですか?
5〜10€くらいが妥当な気がするのは私だけでしょうか。逆に観光客避けのための値段設定なのか。

ガラタ塔横の壁面には、美しい彫刻が施された噴水がありました。
ガラタ塔周辺にはカフェやショップがたくさんあり、散策が楽しめます。

上ってきた道とは別の道から下っていくと、ヨーロッパ調の美しい通りにでました。イスタンブールって不思議な町だ。
グランド・バザール
ガラタ橋周辺でサバサンドを食べるミッションも達成したので、また旧市街へ戻ります。

旧市街から新市街まで歩いてきましたが、さすがに疲れたので、ガラタ橋近くのKaraköy駅からトラムに乗って、グランド・バザールへ。トラムに乗っていると隣に立っていた人に突然話しかけられて、世間話。地元のトルコ人だと思って話をしてたら、デリー(近郊)出身のインド人旅行者でした。
どうやらこの人もグランド・バザールへ向かってるとのことで、一緒に観光することに。
グランド・バザールは15世紀半ばに建設が開始された、世界最大かつ最古の屋根付き市場のひとつだそうで、総面積30,700平方メートルの敷地に61の屋根付き通りと4,000以上の店舗がひしめき合っています。

グランド・バザールは、とにかく広くて、お店に出入りしながら巡っていると方向感覚を失ってしまいます。

大理石の水飲み場があったり。

商品の上でくつろぐネコ。かわいすぎる。
陶器やランプ、ペルシア絨毯、アート、土産物など、カラフルでかわいいものがたくさん。見てるだけで楽しい。途中ペルシア絨毯のお店の主人に手招きされて、立ち寄ってみると、手織りと機械織りの違いとか、色々教えてくれました。
グランド・バザールを見学した後は、インド人とはお別れして、睡眠不足で疲れていたこともあり、少し早いけれど空港へ戻ることに。
今回のイスタンブール滞在は、お天気はあいにくの曇り空だし、数時間と短かったですが、一期一会の出会いがたくさんあり、印象深い滞在となりました。

約1時間でイスタンブール空港まで戻ってきて、入国審査を済ませ、制限エリアへ。イスタンブール空港はとにかく広い。お店も充実しています。

カフェラテとドバイチョコレートフレーバーのジェラート(12〜13€)でひと休み。余ったリラでお支払いして、475リラ(≒500バーツ)。本家のドバイチョコを食べたことがないのだけど、ドバイチョコってなぜにこんなにバズってるんでしょう・・・という感想。
ということで、次回からは目的地のシチリア島です。お楽しみに。
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