【シチリア島】パレルモのグルメスポットと市場巡り

イタリア
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こんにちは。

前回に続いて、今回はパレルモのグルメスポットについてご紹介します。

美食の国イタリア。もちろんシチリア島もレモン、オリーブ、トマト、ピスタチオ、シーフードなど新鮮な食材の宝庫。基本的にどこで食べてもそれほどハズレはなかったです。

今回宿泊した民泊のオーナーさんが、おすすめのグルメスポットをいくつか教えてくれたので、参考にさせてもらいました。

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Sfrigola

まずは、シチリアが発祥とされるストリートフードの代表格のライスコロッケ「アランチーニ」。パレルモをはじめシチリア西部でのみ、アランチーナ(複数形:アランチーネ)と呼ばれているそう。

Sfrigolaは、シチリア島以外にも支店を持つアランチーナ専門店。メニューも定番から変わり種まで10種類以上。私が訪れたのは、マクエダ通り沿いに店舗。

アランチーナ5個とドリンクセットで10€。複数人でシェアするならお得かも。

店内のレジで注文をして会計を先にすませると、番号付きのレシートをくれます。注文を受けてから一つ一つ揚げてくれるので、混んでいる時は少し待ちます。

直径10cm近くありそうな大きさ。定番のカルネ(煮込み肉が入ったもの)1個3€。衣は薄く、具材にしっかり味が付いているので、何もつけなくても美味しい。ただお米なのでかなりズッシリとしていて、これ一つで結構お腹いっぱい。

アランチーナは、デリなどファストフード店のようなお店でも結構見かけました。

Il Cambusone

続いてはシーフードがおすすめのレストラン「Il Cambusone」。こちらもオーナーさんのおすすめ。

場所は、ローマ通り沿いのサン・ドメニコ広場横の路地を入ったところにひっそりと佇んでいます。

バロック様式のファサードのサン・ドメニコ教会が目印。この教会の向かって右側の路地を少し入ったところにあります。

ここでいただいたのは、シーフードのフィットチーネ。

メカジキ、ムール貝、ボッタルガ(カラスミの一種)、ドライトマトのオイルベースのパスタ。

シーフードメニューもたくさんありましたが、ついつい一人だとパスタを頼みがち。

これに白ワインのグラス、食後のエスプレッソで22.50€でした。パレルモの観光客向けのレストランだと大体パスタ一皿15€前後が相場のようでした。

カーポ市場(Mercato del Capo)

パレルモには、市場がいくつか点在していて、市場内にはストリートフードを楽しめるレストランが点在しています。

まずはマッシモ劇場の裏手に広がるカーポ市場。

ポルタ・カリーニ通りの北側、市場の入口には立派な門があり、周辺にも野菜や果物の露店が出ていました。

通りの両脇には、お店が並んでおり、店員さんの客引き合戦が繰り広げられています。

どこのお店も似たり寄ったりのメニューなので、適当に席の空いているお店に入りました。

お店の前に並んだお惣菜の中から好きなもの選んで注文することができます(メニューもあり)。ただ怖いのが値段がよくわからない。念の為、注文時にポーションと料金確認しました。

タコのサラダと白ワイン。タコは美味しかった。ワインはちょっと微妙だったかも。

こちらはタパスのような一口サイズの惣菜。これは微妙だった(ほとんど味は覚えてない)。

サラダとかグリル料理頼んだ方が良さそうです。サラダ、タパス2品、グラスワイン1杯で17€。観光地価格なのか、イタリアの物価がこんなもんなのか。

ただ、かなり人は多かったので観光客に人気のスポットであることは間違いなさそうです。

バッラロ市場(Mercato Ballarò)

続いては、パレルモ中央駅の北西一帯に広がるバッラロ市場。

こちらは規模も大きく、観光客も多いですがローカル感もある活気溢れる市場で、個人的にはカーポ市場より散策が楽しかったです。

場所によって土産物や食材など売られているものが異なりますが、ストリートフードエリアはとにかく賑やかでお昼時は歩くのも大変なほど多くの人で賑わっていました。各お店からは威勢の良い掛け声が聞こえてきて、かなり活気があります。

内臓(腸詰?)のようなものの炭火焼きがなかなか迫力あり。

手掴み(手袋はしてる)でひっくり返してて、びっくりしましたが、ライブ感があって見ていて楽しい。

こちらはブロッコリー専門店でしょうか。こんなふうに並んでいるのは初めてみました。

ランチは、バッラロ市場の一角にあるトラットリアでいただきました。

ボンゴレを注文。ここはなんとパスタ均一8€。ワインも入れて11€とパレルモでは破格ではないだろうか。

家庭的なシンプルな味わいで、美味しかったです。店員さんもテキパキと働く気さくな人で、気持ちよく食事できるので、サクッとランチを食べたい時におすすめ。カード払いもOKでした。

かわいいネコもおりました。おもわずほっこり。

お土産(食材)も充実

パレルモだとマクエダ通りにもお土産物屋はたくさんありますが、パスタやオリーブオイルなどの食材はバッラロ市場が他よりも若干お手頃価格だったように思います。

以前も紹介しましたが、市場内の食料品店でまとめ買い。店員のおじいちゃんがフレンドリーで優しかった。正確な場所は覚えてませんが、バッラロ通り沿いで、パスタやパスタソース、オリーブオイル、チョコレートなどが並んでいるお店。

パスタとオリーブオイルは、嵩張るし重いけど、もっと買っておけばよかったと思いました。

ドライハーブのシーズニングも重宝していて、こんなに使うかなと思ったら、パスタ以外に、チキンの煮込みや魚のグリルとか、なんでも使えて便利。しかも3つで5€くらいと安かった。

I Segreti del Chiostro

最後に紹介するのは、シチリア島発祥の伝統菓子カンノーロ(小麦粉の生地を筒状にして揚げたものの中にリコッタチーズのクリームを詰めたお菓子)。なかでも修道院秘伝のレシピで作られるスイーツショップがここ「I Segreti del Chiostro」。お店もサンタ・カテリーナ修道院の建物の内にひっそりとあり、表からは見えません。

入口はプレトリアの噴水側にあり、Bakeryという看板が出ています。階段を上がって、展示室のようなところ抜けると廊下があり、その奥にお店があります。

入口で番号札を渡され、番号順に呼ばれ、注文ができる仕組み。

カフェなどでショーケースに並ぶカンノーロはすでにクリームが詰められているものが多いですが、こちらは注文してから目の前でクリームを詰めてくれ、好きなトッピングをのせてもらいます。

カンノーロのほかにも伝統的な焼き菓子がたくさん。スイーツ好きな人はぜひ他のものも試してみてはいかがでしょうか。

さて、注文してから手際よくクリームをたっぷり詰め、トッピング(チョコチップとピスタチオ)をのせてもらい、渡されたのがこちら。カンノーロ1個3.50€。

残念ながらこちらのショップ内にテーブルはありませんが、回廊の外の中庭が開放されており、こちらにベンチがあるので、座っていただくことができます。

外からは隔離された静寂な空間で隠れ家的な感じがたまりません。

こちらのカンノーロは、まあまあボリュームあり甘い(個人の感想)ので、一度に食べきれず、残りは紙に包んで持ち帰りました。


ちなみにヨーロッパのご飯、毎食レストランはまあまあ胃にもお財布にも負担があるので、私はスーパーでハムやチーズ、サラダ、スープなど買って宿で食べることも結構あり、今回パレルモでも割とそんな感じの食生活でした。

そして、たまたま通りかかったローカルなベーカリーのごま付きバゲット(1€)が、焼きたてだったのか、お腹が空いてたからなのか、とっても美味しかったのでご紹介。写真は残念ながらありませんが、もし気になる方はぜひ立ち寄ってみてください。

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