【北インド】アムリトサルの黄金寺院観光〜シク教の聖地を実際に訪れてみた

インド

こんにちは。

今回も前回に引き続き2025年4月の北インド周遊旅(アムリトサル)の観光スポットについてご紹介します。

前回はアムリトサルのワガ国境セレモニーについて紹介しましたが、今回はアムリトサルのハイライトとも言える「黄金寺院(ハリマンディル・サーヒブ)」です。

黄金寺院は、シク教徒の総本山であり、さらにワガ国境セレモニーと並ぶアムリトサルの二大観光スポットということもあり、午前中の早い時間に訪れましたがかなり混雑していました。

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黄金寺院とは

黄金寺院の正式名称はハリマンディル・サーヒブ(Harmandir Sahib)といい、16世紀に建てられたシク教の総本山です。アムリトサルの旧市街の中心部に位置し、周辺は小さな路地が入り組んでいます。

本殿は聖なる池の中央に建てられており、その金色の外観から「ゴールデンテンプル」という通称で広く知られています。

池の中央に建てられた黄金寺院(ハリマンディル・サーヒブ)

1604年に5代目のグル(指導者)のアルジュンにより編纂されたシク教徒の聖典グル・グラント・サーヒブの初版「アディ・グラント」が本殿に納められました。

シク教は、15世紀末にグル・ナーナクの教えに基づいてインドで誕生。キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教に次いで世界で5番目に信徒の多い宗教。インド人といえば、ターバン姿の男性を想像する人も多いと思いますが、これはシク教徒で、インド人の多数派であるヒンドゥー教徒は、ターバンを巻いていません。

シク教の基本理念は、「万人の幸福」。カースト制度を否定しており、この思想は寺院のあり方そのものに表れています。

黄金寺院の基本情報

項目内容
正式名称ハリマンディル・サーヒブ
入場料無料
営業時間24時間
おすすめ訪問時間早朝(日の出前後)または夕方〜夜のライトアップ

入場方法とルール

黄金寺院は入場無料。シク教徒でなくても、誰でも入れます。ただし、いくつかルールがあります。

守るべきルール:

  • 靴を脱いで預ける(入口横に靴を預ける場所があります)
  • 足を水で清める(入口に浅いプールがあり、そこを通ってから境内に入ります)
  • 頭を布で覆う(女性はスカーフ、男性はバンダナ。無料の貸し出しあり)

私は北西側の↓のあたりから入口から入場しました。

最初どこから入ればよいのかわからず、きょろきょろしていたら、参拝に訪れていたインド人の女性が「ここから入って、あそこで靴を預けるのよ」と親切に声をかけてくれて、無事に入ることができました。優しい。

靴を預けると、このような番号プレートを渡され、出る時にこちらを渡すと係の人が預けた靴を持ってきてくれます。

また、私はもともとスカーフを持参していましたが、スカーフやバンダナを持っていなくても入口付近でオレンジのバンダナを借りることもできます。衛生面が気になる人は、スカーフを持参するか、近くのショップでも売られているので、購入してから行くことをおすすめします。

境内の様子

靴を預けて足を濡らして、いざ境内へ向かいます。

大理石の床には、このような赤い絨毯が敷かれ、寺院を囲うように建つ白い建物のゲートを抜けると境内です。

境内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、大理石の白い回廊と、池の中央に浮かぶ黄金の建物。水面に反射する黄金の建物は非常に美しく、写真で見るよりも神秘的な印象を受けました。

黄金寺院の参拝するためにすでに長蛇の列。行列は池にかかる通路からその後ろの方まで続いており、かなり待ち時間もありそうだったため、今回は入りませんでした。

その代わりに、回廊を歩きながら、いろんな角度から本殿を眺めました。

向かいから見ても、横から見ても、池の端っこから見ても、それぞれに違う美しさがある。

こちらは、「ベル・ババ・ブッダ」と呼ばれるナツメの木。シク教の言い伝えでは、黄金寺院の初代グランティ(シク教の聖典グル・グラント・サーヒブの朗読者)のババ・ブッダが池と寺院を建設する際に、この木の下に座って監督していたと言われています。

信徒の人々は、この木にも熱心にお祈りを捧げている様子が印象的でした。

多くの人で賑わっていますが、その大半は参拝者のようで、観光地というよりも「信仰の場にお邪魔している」という感覚が強く残ります。

私が訪れたのは、朝8時半頃。すでに多くの人で混み合っていました。どこからか流れてくる祈りの歌声(キルタン)もエキゾチック。全体としては落ち着いた雰囲気で、不思議と騒がしさはあまり感じませんでした。

ところどころに槍のようなものを持って立っている人も見かけました。あまり馴染みのない出で立ちですが、寺院の警備の人でしょうか。

回廊を一周した後は、少し日陰に座ってひと休み。大理石の床が冷たくて心地よかったです。

日が暮れるとライトアップされて、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を味わえるようなので、もし時間に余裕があれば、日中と夜、両方訪れてみても良さそうです。

無料の食堂「ランガル」と宿泊所

黄金寺院には「ランガル」と呼ばれる無料の食堂があります。ランガルはシク教徒のボランティアで運営されており、宗教・カースト・国籍・年齢・社会的地位を問わず、食事が無料で提供されています。ランガルは、黄金寺院に限らず、グルドワラ(シク教の寺院)では提供されているようです。

また、巡礼者や旅人が泊まれる無料の宿泊所も完備されており、まさに万人を受け入れる場所。

私は今回、ランガルも宿泊所も利用しませんでしたが、興味のある方は利用してみてはいかがでしょうか。

黄金寺院周辺

寺院の周りは四方を白亜の建造物に囲まれています。外側から見ると宮殿か政府施設のような雰囲気。

北側には大理石の広場があり、とにかく広大で、その存在感の大きさを感じさせられました。

寺院周辺には、バンダナやスカーフなど参拝用のグッズがたくさん売られています。

シク教徒が伝統的に携帯(着用)する短刀キルパンも売られていました。ちなみに寺院内では、キルパンを腰に携えている人もたくさん見かけました。

黄金寺院とあわせて訪れておきたいワガ国境セレモニー

黄金寺院とともに、アムリトサルの二大観光名所となっているのが、パキスタンとの国境である、ワガ国境の閉門セレモニー。アムリトサルを訪れる旅行者は、黄金寺院とあわせて訪れる人が多く、実際に私も午前中に黄金寺院、午後にワガ国境セレモニーを見学しました。

ワガ国境セレモニーの記事はこちら↓

性格の異なる2つの観光地ですが、どちらもこの地域ならではの体験であり、アムリトサルを訪れるならセットで計画するのが効率的です。

黄金寺院とワガ国境セレモニーがセットになったガイドツアーはこちら↓↓

(まとめ)見学だけでも訪れる価値のある聖地

黄金寺院は宗教施設でありながら、観光客にも開かれた場所。

無料の食事(ランガル)で有名なスポットではありますが、実際に訪れてみると、境内を歩くだけでもその雰囲気や信仰の深さを感じることができ、短時間の滞在でも十分に印象に残る場所でした。

アムリトサルを訪れる予定があるなら、ぜひ一度足を運んでみる価値のある場所です。

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