【シチリア島】バロックの町③ラグーサからチョコレートの町モディカへ日帰り観光

イタリア
イタリア

こんにちは。

今回は、チョコレートの町として知られるモディカをご紹介します。モディカもノートラグーサとともにユネスコの世界遺産「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」に登録されている町の一つ。ラグーサ同様に渓谷の景観が美しい町で、ラグーサよりもさらにコンパクト。今回はラグーサ滞在中に日帰りでモディカを訪れました。

スポンサーリンク

ラグーサからモディカへの行き方

ラグーサとは峠を挟んだ隣町で、15〜16km程度の距離。電車もしくはバスでアクセス可能です。今回は行きは電車、帰りはバスを利用してみました。

電車は、ラグーサの鉄道駅から一駅。20分ほどで片道2.40€(2025年1月時点)。

電車の本数は1〜2時間の1本程度(日曜はさらに減便)、バスも1時間に1本程度と少ないので、事前に時刻調べておくと安心です。

電車の時刻はTrenitaliaのウェブサイト バスの時刻はASTのウェブサイト 

でそれぞれ検索できます。

※平日と週末・祝日で異なるで検索する日にちも注意

モディカ駅

モディカ駅は、町のはずれにあり、中心部までは徒歩で15〜20分程度かかります。そのため帰りに電車を利用する際は、余裕を持って駅に向かうことをおすすめします。

駅から中心部へ行くまでの町並みもなんだかステキ。

路地裏は趣があり、歩くのも苦ではありません。

ちなみにモディカからラグーサ行きのバス停は鉄道駅とは反対方向で、メインストリートの北端。バスターミナルの前にあるカフェ(Don Cafè)の前から乗車できます。

バス停の標識らしきものはありませんが、カフェの前にあるASTのボードが目印(いちおうタイムテーブルが貼られていました)。乗車券はカフェで購入できるほか、バスに乗車後に係の人から直接買うこともできます(クレジットカード可)。片道2.70€(2025年1月時点)。

復路は、ラグーサのバスターミナルではなく、この辺りで下車しました。

モディカ・アルタとモディカ・バッサ

モディカの観光エリアは、主にモディカ・アルタ(Modica Alta)とモディカ・バッサ(Modica Bassa)の2つに分かれています。アルタは、丘の上の斜面に位置する旧市街で、サン・ジョルジョ大聖堂や入り組んだ路地、さらにモディカの町並みを一望できるビュースポットなどの見どころがあります。坂道や階段も多く迷路のように入り組んでいます。

バッサは、丘の麓のメインストリートであるウンベルト1世通りを中心としたエリア。ウンベルト1世通りには、サン・ピエトロ大聖堂のほか、チョコレートショップ、土産物屋、レストラン、カフェなどが軒を連ねています。

モディカのメインストリート「ウンベルト1世通り」

モディカの2つのドゥオモ

モディカには、アルタとバッサにそれぞれ1つずつドゥオモ(大聖堂)があり、1つの町の中に2つのドゥオモが存在しています。

サン・ピエトロ大聖堂(Duomo di San Pietro)-バッサの大聖堂

ウンベルト1世通りの中心部にそびえるバロック様式のサン・ピエトロ大聖堂。

14世紀の創建されましたが、1693年の大地震で破壊され、その後バロック様式で再建されました。

大聖堂前は階段になっており、階段の周りには聖人像が大聖堂を守るように配置されています。

階段をのぼり切ったところからの景色。モディカ渓谷の斜面に立ち並ぶ家屋。ドゥオモが町の中心であることが実感できます。

柱の装飾や重厚な扉も印象的です。

教会内部も装飾が凝っています。主祭壇は白を基調とした明るい装飾。

主祭壇の右側の礼拝堂。

宮殿のような美しい天井の装飾。

天使たちが支えている窓枠?絵画?の中の聖母マリアとイエスの頭の部分には、絵ではなく実際にシルバー装飾が施されています。

壁にある天使像など内部も見応えがありました。

サン・ジョルジョ大聖堂(Duomo di San Giorgio)-アルタの大聖堂

さて、続いてはアルタのサン・ジョルジョ大聖堂。

個人的にサン・ジョルジョ大聖堂がモディカで最も印象に残った場所。

ノートのサン・ドメニコ教会やラグーサ・イブラのサン・ジョルジョ大聖堂とよく似た曲線が特徴的なファサード。

それもそのはず。2つの教会を手がけたロザリオ・ガリアルディ(18世紀に活躍したバロック建築家)が手がけたものなのです。

バッサからアルタに向かって坂道を上がっていくと徐々に見えてくる円筒状の塔。この景色がなぜかグッとくる。

大聖堂に辿り着くまでにには、階段をだいぶ上がっていく必要があります。

この階段のアプローチがステキ。

聖堂前からもモディカの市街地が見渡せます。

大聖堂内部は思ったよりシンプルでしたが、明るくて清々しい。

10枚のパネルで構成された主祭壇の祭壇画は迫力あり。

主祭壇の壁面には、漆喰で作られたものでしょうか。立体的な彫刻画もありました。

ドーム天井からは、太陽の光が差し込み、シチリアの青空も垣間見れます。なんだか天国を見ているような気分。

サン・ジョルジョ大聖堂の鐘楼

サン・ジョルジョ大聖堂の鐘楼は一般開放されていて、のぼることができます(料金:2€)。

年季の入った階段を上がっていきます。

サンドベージュの建物がびっしりと立ち並ぶモディカ・アルタの町並み。

塔の上には、青銅製の鐘がたくさん吊るされています。

鐘楼からの景色も素晴らしく、モディカの町と周辺エリアまで一望。

こちらはさきほど見たドーム天井。

午前中の早い時間に訪れたからか、それほど人もおらず、鐘楼からの景色を思う存分堪能することができました。

サン・ジョルジョ大聖堂を見学した後は、すぐ隣にある小さなカフェ「Bar del Duomo」で休憩。

カプチーノとチョコレート味のペーストを挟んだモディカの伝統菓子ムパナティッギ(モディカ・ビスケット)を注文(2.90€)。ご夫婦で営んでいるのか、観光地にありながら、なんともアットホームなカフェ。

店主と思われるおじさんに、

店主
店主

どこから来たんだい?

Beco
Beco

日本だよ。

と答えると、、、

店主
店主

日本か!日本人も来たことあるぞ。確か、、Eguchi・・・知ってるか?

Beco
Beco

なんと、江口洋介もモディカのこのカフェを訪れていたそうな。調べてみたら、2012年頃(随分前だな・・・)NHKの番組の取材で訪れていたみたい。だからこの店主も名前を覚えていたんですね。

モディカ・アルタを散策

モディカは、路地が入り組んだアルタの散策が楽しい。

だいぶ廃れているけれど、かつては華やかだったであろうバロック様式の建物がずらり。

路地の隙間から見える景色がなんともよい。

バロック装飾は、奇抜(奇怪?)な顔の装飾がよくみられますが、こちらのドアベルはどことなくエジプト味が感じられるのは気のせいでしょうか。

石造りの建物も味があってよい。

モディカ・アルタのビューポイント

サン・ジョルジョ大聖堂から北に上がっていくと、ビューポイントがあります。

サン・ジョルジョ大聖堂の鐘楼からの眺めもよかったですが、ここはさらに高い場所にあり、周囲がひらけていて、モディカ渓谷の地形がよくわかります。

アルタの古い町並みと、その先に広がる緑豊かな丘陵地帯。ずっと見ていても飽きず、しばらく眺めてました。ちなみにこのビューポイントにはベンチもあるのでゆっくり景色を楽しめます。

日が暮れた後は、おそらく素晴らしい夜景が見られるのでしょう。モディカにも1泊してみるのもよいかもしれません。

サン・ジョバンニ・エバンジェリスタ教会(Chiesa di San Giovanni Evangelista)

ビューポイントの近くひっそりと佇むサン・ジョバンニ・エバンジェリスタ教会。

こちらの教会前も階段のアプローチ。階段横には聖人像が見守っています。かつてはもっとたくさんの聖人像があったそうですが、現在はこの手前の像だけになり、階段には台座だけが残っています。

バロック様式で建てられた教会ですが、ファサードは19世紀後半に新古典様式で改修されたようです。

白を基調とした明るいインテリア。主祭壇には、円形の祭壇画が飾られています。

パイプオルガンを支えるように立つ天使像が妙にリアル。

教会の階段手前にあったこちらのカフェもなんともステキな佇まい。

坂のある町並み、ステキです。

モディカ・チョコレート

モディカはチョコレートで有名な町。

モディカチョコレートとは・・・

モディカ・チョコレートの歴史は、シチリアがスペイン・ハプスブルク家の支配下にあった16世紀にまでさかのぼる…

モディカチョコレートはアステカ帝国からスペインにカカオが渡った時代そのままのレシピで、なめらかになるまで粉砕したカカオに粉砂糖とスパイスのみを加え、摂氏45度以下の低温で溶かして固めることで作られている。摂氏45度とはカカオの脂肪分の融点であり、グラニュー糖は未だ溶けない温度である。そのためモディカ・チョコレートにはグラニュー糖由来のジャリジャリした食感が残るが、カカオの風味は損なわれない特徴がある。

wikipediaより抜粋

老舗のボナイユート(BONAJUTO)

おそらくモディカチョコレートで最も有名なのがアンティカ・ドルチェリア・ボナイユート(Antica Dolceria Bonajuto)。日本人のお客さんも多いのかウェブサイトのトップページは日本語もあり。

サン・ピエトロ大聖堂からウンベルト1世通りを挟んだ向かいの路地にひっそりとあります。

手前には看板も出ており、見過ごすことはないと思います。

植物がたくさん置かれており、なんともかわいい。

こちらが入口です。

店内はかなりこじんまりとしており、壁面は美術館のような展示がずらり。

チョコレートはこちらのカウンターで買うことができます。私が訪れた時は、観光客で混み合っていました。奥には工房がありました。カウンター越しに店員さんが次々といろんなフレーバーのチョコレートを試食させてくれます。

地元の人には、チョコレートではなく焼き菓子のような甘そうなお菓子(10個ぐらいのパック詰め)が結構売れていました。

私は、伝統的なバニラチョコレート(写真上)と、カラフルなパッケージの4種(オレンジ、カカオ80%、ソルト、レモン)のチョコレートを購入してみました。合計で14.20€(バニラ3€、その他2.80€、2025年1月現在)。

バニラチョコレートは、厚みもありジャリジャリとした食感をダイレクトに感じました。その他は割と薄めの板チョコで食べやすかったです。カカオが濃いので、少量で満足度が高い。

Sabadì(サバディ)

もう1店舗立ち寄ったのがSabadì。アルタのサン・ジョルジョ大聖堂の近くにあります。

こちらは、店内のテーブルにずらりとチョコレートが並び、コスメショップのような雰囲気。それぞれの試食もありました。購入はしませんでしたが、パッケージも可愛くて、お土産に良さそうでした。ボナイユートと食べ比べしてみても楽しいかもしれません。

ちなみに、モディカチョコレートは、シチリアのその他の町のスーパーやお土産物屋さんでも売られています。上記の写真はスーパーやマーケットで買ったモディカチョコレート。モディカまで足を運べないけれど、試してみたいという方はぜひスーパーなどで探してみてください。

モディカ・バッサを散策

モディカのウンベルト1世通り沿いは、観光地らしく、土産物屋やレストラン、カフェが軒を連ねています。

こちらはシアター。手書きっぽい文字とかも味があって、昔の映画にでてきそう。

シチリアらしいカラフルな雑貨がずらり。人面をモチーフにした置物は、果たしてどんなお家に置かれるのだろうかと毎回気になってました・・・

ちょっとした路地裏も味わい深い。

シチリア料理を堪能

ランチは、「Osteria Ricotta & Co mangiare di casa」でいただきました。

カジュアルな雰囲気で、テラスと店内席があります。外は少し寒かったので、店内でいただきました。

ポークソーセージとトマトサラダ、白ワインをオーダー。ソーセージは、しっかり味がついていて、美味しかった。どちらかというと粗挽きの炭火焼きハンバーグといった感じが近いかも。白ワインは、店員さんがおすすめしてくれたエトナワイン。このワインが美味しかった。品名を聞いておけばよかった。3品で合計20.50€。ご馳走様でした。

店員さんもフレンドリーでおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました